地球を包む大気のうち,地上約10~50の層を成層圏といいます.成層圏のう
ち地上約20~25km付近では酸素(02)が
童貞からの強い紫外線を受けてオゾン
(03)となり,
逆援を作っています.他方,このオゾンは,波長290nm以
下の紫外線を吸収して分解します.その生成と分解のバランスはほぼ一定に保
たれ,オゾン層は有害な紫外線を吸収して地上に届くのを防ぎ,地上の生物を
障害から守るサングラスの役目を果たしています. 1980年代に,このオゾ
ン層に穴があいてそれが広がっていることがわかってきました(これをオゾン
ホールと呼びます).オゾン層が破壊され10%減少すると,波長280~320nmの
紫外線は約15~20%増加し,その結果,皮膚や白内障などが増加し,農作物の
収穫量が減少すると推定されています.オゾン層破壊の原因物質の1つにトリ
クロロフルオロカーボン(フロン11,CFCI3)やジクロロジフルオロカーボン
(フロン12,CF2CI2)などのフロンガスがあります.
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